私が守りたいもの育てたいもの

(1)この度のツアー参加のあなたの目的はなんですか。

まだ、外国に足を踏み入れたことが無く、一度行って見たいと思ったからです。また、環境問題についても、日本ではあまり実感できないので、外国で身をもって体験したいと思ったからです。

(2)日本にはない大砂漠を目の当たりにしてどのように感じましたか。

はじめてみた時は唖然として、言葉が出ませんでした。現実を突きつけられ、自分の無力さを悟りました。とても殺風景で、印象にのこりました。

(3)大砂漠の中で、人々が生きていくには、何が必要と思いますか。

まずは、食料、飲料の確保です。木等を植えて、地面をしっかりさせ、植物が育つようにします。それから、井戸を増やし水の確保。自給自足が出来るようになれば、いいと思います。

(4)現地の子ども達と接して何を伝えましたか。

言葉は分からないし、相手のことも知らないという状況でしたが、踊りや歌等で心が通じ合ったと思います。日本語で歌を歌ってくれた時は、とても感動しました。

(5)環境問題に対し、あなたの考え方はどのように変化しましたか。

今まで、環境問題といっても、遠い国の話かなあとしか思っていませんでしたが、今回のツアーでより身近に感じることが出来ました。また、これからも環境問題について、しっかり考えていこうと思いました。

(6)ツアーの体験を他の人にどのように伝えますか。

まずは、広大な砂漠を見て思ったことを伝えたいです。それに、植林をしてきたこと、砂漠化を防止するための方法等、沢山あります。とにかく他の人にも、もっと環境問題を身近に感じてほしいです。

(7)内モンゴル環境スタディーツアーの意義をどのように捉えていますか。

営利を目的とせず、地球の環境をただ守りたいという、このツアーの目的にはとても賛同します。もっと沢山の人にツアーの目的を知ってもらい、参加してもらうべきです。

(8)自分の子や孫のためにどのような地球環境にしたいと考えますか。

今の地球は沢山の環境問題を抱えています。全部無くすことは、出来ないかもしれません。しかし、多くの人が環境問題を知り、それの防止策を実行してくれたら、よりよい地球を保つことができます。是非そんな地球になって欲しいです。

(9)日本で身近な環境問題にどう取り組みますか。

小さなことからコツコツやっていきたい。例えば、電気のムダ使いをしない、水を出しっ放しにしない等。多くの人が簡単にできるエコを実行していきたいです。

(10)あなたは今後も地球環境保全活動に率先して取り組みますか。

はい、もちろんです。このツアーを通して学んだことを忘れず、そして活かしていきたいです。また、沢山の人に地球環境のこと、それを防止するための策を伝えてきたいです。

一人一人が身近なエコから　　　　　岩田　了大

　今回、初めての海外で、期待と不安の両方を背負いながら旅立ちました。
　自分が、このツアーに参加した理由は、2つあります。1つは、先程述べたように、初めての海外へ行ってみたかったこと。もう1つは、環境問題をこの身で実感してくることです。日本は、とても環境がよく、テレビで環境問題について騒がれていても、『自分には関係ない。』とずっと思っていました。
　しかし、今回のツアーの話を聞いたとき、絶対に行かなければならないと思いました。このまま、環境問題の実態を知らず、生きて行くのはもったいないと思ったからです。
　中国に着いて、乗り換え、内モンゴル自治区に向かいました。モンゴルは、草原と砂漠ばかりで、本当に殺風景でした。特に、砂漠を見た時は、唖然として言葉が出ませんでした。環境問題なんて関係ない。そう思っていた自分はとても愚かだと思いました。又、環境問題、砂漠化をとても身近に感じました。
　それから、植林活動を行いました。たったの数10人で、砂漠に木を植えても、無意味な気がして心の中で批判をしていました。しかし、別の砂漠へ行ったとき、そんな考えは、一瞬で消えました。そこでは、草や、植林活動のおかげで砂漠化を食い止めていたのです。
　このツアーを通して学んだことは沢山ありますが、環境問題の実態を学んだことが一番大きいです。又、環境問題に対する考え方も大きく変わりました。
　日本は環境がいいと思っていましたが、それは違いました。よく考えれば、川や池は汚いし、二酸化炭素だって、一杯出しています。でもこれは、変えられると思います。最初は、1人で頑張っても無駄だと思いました。でも、全員が頑張れば違います。1人1人が実行すれば、とても大きなものとなるのです。でも、なかなかうまくはいきません。だから、自分なりに考えてみました。そして、たどり着いたのは、エコです。
　難しいことや、面倒なことをやらなくても簡単にできて、地球を守れること。それがエコだと思うんです。例えば、電気のムダ使いをしない、洗剤を使いすぎない等。少し気を付ければ、できることをやってもらいたいと思います。自分を含めた、世界中の人々が、地球のことをよく理解し、小さなことでもいいから、まずはやってみてほしいです。そうすれば、世界は変わっていくと思います。